看護師が心療内科に勤めるうえで大切なこと

病院やクリニックの心療内科で看護師として働く場合には、様々な精神的な不調に悩んでいる患者さんの対応をすることから、メンタルヘルスに関する基本的な知識を身につけることが大切です。特に、うつ病や不眠症、慢性的なストレスなどの原因や治療法については、心療内科の医師だけでなく、現場で患者さんのサポートを行う看護師にとっても身近なものとなっています。そのため、過去に心療内科での勤務経験がない人は、就職活動を通じて心療内科の看護師を対象とした業務セミナーや勉強会に参加をしたり、業務未経験の看護師の受け入れが行われている医療機関を探したりするのがポイントです。心療内科の患者さんが入院する病床がある総合病院においては、診療中の医師の補助だけでなく、患者さんの点滴や服薬時の補助、バイタルチェックといった専門的な業務を担当することもあります。そこで、総合病院の外来やクリニックのみならず、病棟でのキャリアも積みたい人は、各地の病院の求職者向けの資料を参考にしながら、病棟勤務の看護師の主な業務内容や現場で求められるスキルについて調べておくことが大事です。なお、新人や若手の看護師の数が多い心療内科の病棟や外来では、専門看護師の資格取得を目標としている人や、看護師長などの役職に就きたい人を対象に様々な形で研修が行われることもあります。そうした中、自分の希望通りに働き続けるために、心療内科における看護師のキャリアパスについて理解を深めることが重要です。なお、治療内容の詳細など知りたい方はこちらのサイト「心療内科で働こう！ – 看護の扉」も参考になります。